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理事長所信

はじめに

第46代理事長 石引 卓

近年、社会状況が目まぐるしく変化するとともに、近年は情報量も10年で約10倍に膨れ上がりました。また、社会情勢もVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)が増し、それぞれの頭文字を取りVUCA時代と言われる予測不能な状態になりました。また、新型コロナウイルスや大規模災害が頻発して起こっております。この混沌とした時代にとって地域が必要としているのは人財です。その人財とは課題発見能力に優れ、リーダーシップを発揮し、災害が起きた際にも即座に組織体制を組みなおしメンバーや活動エリアの支援を行える私たちのことです。単年度制で運動を行う我々にとって課題を瞬時に見出し、すさまじい行動力でスピード感をもって問題を解決し、さらに検証を行う我々はこの地域に必要とされております。
当青年会議所が今後成長を続けて行く為にも、今年度は2つの大きな目標を掲げます。一つ目はAWADS JAPANを獲りに行くことです。地域に良い事業を発信していくためにも他のLOMと切磋琢磨し、より良いアイディアを取り入れることで好循環が生まれメンバーにも自信をもってJC運動を行える環境を醸成します。二つ目は出向の強化です。出向はメンバーを大きく成長させていただく非常に良い機会です。LOMの垣根を超えた交流はお互いを高めあい改めて自分自身のLOMを見つめなおす機会を与えてくれます。二つの目標に向かっていくことでメンバーは今後当青年会議所について広い視野を持つことができるようになります。
予想できない未来がある中で、青年会議所は未来をつくれるメンバーがそろっております。我々の手でこの地域を発展させることができるのです。たとえ、一人ではできなくても、同じ志を持つ仲間がいるからこそ実行できることがあります。まずは現在から変えましょう。目の前の課題を仲間と共に解決し、その積み重ねで未来をつくり上げましょう。

組織の存在価値を高める組織運営

青年会議所が地域に必要とされる団体であるためには、より多くの人に青年会議所を知ってもらい、活動から運動へと昇華させ大きな力となることが必要です。青年会議所運動を行う上で広報が大きな要となります。活動を運動へと昇華させれば多くの人に事業を伝播し巻き込むことが可能となります。しかし、青年会議所自体は一般市民に対し認知度が低いことが課題であり、街頭調査の結果では青年会議所の認知度は16%程度でした。認知度が低いと事業の動員や会員拡大などに十分な効果が得られず組織運営に影響が出ます。効果的に情報を発信するためにもSNSを使用し事業内容を告知するほかにも在籍メンバーやメンバーの企業を絶えず発信することで組織の活性化を図ります。そして、いままで既存のメディアに対してはそれぞれの委員会が情報掲載の依頼をしていましたが、一括して既存のメディアとの窓口を作りパートナーシップを組むことで青年会議所の認知度を高め、事業への認知度向上を図り社会への強いインパクトを生み出します。

SDGsをこの地域に確立させる

2019年に日本青年会議所が外務省とSDGs推進に向けたタイアップ宣言をし、第3回ジャパンSDGsアワードを受賞しました。今まで大企業が中心となって推進してきたSDGsですが、メンバーに中小企業の経営者が多い青年会議所がSDGsを認知するきっかけになりました。しかし、当青年会議所においてもメンバーがSDGsの取り組みを組みの評価が高い都道府県ランキングでは47都道府県中44位と大幅に遅れております。この地域にSDGsを浸透させるためにも影響力のあるパートナーと連携し、この地域がSDGsと共に発展する仕組みを作ることで持続可能な都市形成を行います。また、教育現場においてもSDGsの達成に資する取り組みが行われています。SDGsが一過性のものにならないためにも学校での取り組みをより効果的に行い、生徒たちに実りあるものにする必要があります。そのためにも学校教育にSDGsを実践できる場を創出し、生徒自らこの地域活動に参画し、実践した結果が地域に波及される体験をすることで、成功体験を得てSDGsの定着と確立へとつなげます。

共生社会による地域連携

青年会議所の使命は明るい豊かな社会の実現であります。社会的弱者に声に耳を傾け、その人たちが活躍できる地域にすることが地域再興へとつながります。障碍者や貧困層に対する社会的支援は近年充実してきてはおりますが、まだ手を尽くすべきところがあります。それは行政を中心としたバリアフリー化などハード面のサポートが中心であり、障碍者が活力溢れる社会の形成をするためには民間企業や青年としての先駆的なアイディアが必要となります。障碍者が抱える不安要素を取り除き、そのためにもパートナーと共に、障碍者の可能性を発見し広く地域に発信する必要があります。それぞれの障碍者が活躍できる場を整えることで地域との共生が生まれ経済的にも豊かになり、地域の総活躍社会へとつながります。

地域経済の活性化による地方都市の発展

経済活動にとって商圏範囲の定義は飛躍的に進化しています。経済活動は目まぐるしい変化の時代へと突入し、この好機を確実に捉えることが今後の発展を大きく左右します。青年会議所とはビジネス構築において大きな学びがあります。背景や目的は経営戦略につながり、具体的手法は経営戦術へとつながります。日本人の手先の器用さは高度経済成長期の経営戦術において大きな力となり東洋の奇跡とまで呼ばれるようになりましたが、消費者ニーズの多様化や時代変化の速さにより経営戦術だけでは通用しなくなり、大企業を含め多くの企業が停滞を余儀なくされました。青年会議所では背景と目的を重視するため、経営戦略の思考が育ち、ニーズや市場動向に強いプロダクトを生み出すことができます。その我々の目を通じて地域の特性を見出し、既存の商圏範囲にとらわれないビジネス展開が可能であり、それこそが地域の活力へとつながります。

地域経済を牽引する青年会議所メンバー

当青年会議所は会員数を多く有しております。それは会員同士のビジネスにおいても大きな可能性を秘めており、メンバー同士のビジネスの機会を通じて会員同士が物資や顧客などの連携を行うことで青年会議所経済圏を形成し、メンバー間のビジネスを強化することで青年会議所が一つの会社として地域住民などの顧客に対しライフタイムバリューを生み出すことができます。そして、青年会議所経済圏を加速させるためにはメンバー間の信頼関係が欠かせません。多くのメンバーが在籍しているからこその問題点として、一部の交流あるメンバーの仕事しか理解していないことが挙げられます。大きなビジネスチャンスを有しながら、それが実行に移せないことがメンバー益につながらないため、メンバー間の交流を活発化させ、その人のビジネスや人間性を知ることができる交流の輪を形成し、信頼関係が生まれてこそ行える新たなビジネスモデルの構築をしていくことが人口減少と物質過多による経済的難局を打破できるファクターとなり得ます。

無限の可能性を引き出す会員拡大

会員拡大はJC運動の1丁目1番地であります。メンバーの多様性は事業にとって必ず大きな宝となり、JC運動を飛躍的に伝播することが可能になります。諸先輩方の積み重ねもあり、当青年会議所は多くの会員が所属する団体へと成長しました。それは拡大に対する強い責任感に触発されたメンバーによる功績が何よりも物語っております。この情熱をメンバー全員に伝播することが全員拡大へとつながります。そのためにもポジショニングマップを作成し、他団体との違いや特徴を見出し、さらに青年会議所の特徴をメンバーがそれぞれ落とし込むことで入会するメリットを再確認します。そして、会員拡大の進捗状況と、どのように拡大を行ったかをメンバー全員で共有することで全メンバーが青年会議所在籍中に拡大を成功させる体験をし、会員拡大がメンバーの共通話題となるまでに昇華させる必要があります。会員の拡大はLOMの事業でアイディアや実行できることが広がります。会員拡大によりLOMの可能性を広げている感覚を共有できることが巻き込み力を生み出す力になります。

人財育成によるLOMの強化

新入会員にとって青年会議所の運動を理解し、より多くの機会に触れることは活力あふれる人財を育成することへとつながるため、新入会員に対して専属のサポート体制を整える必要があります。そのためにはメンバー同士で青年会議所を語り合い、過去の経験から得たことを伝承することで、触れ合う機会を作り連帯感を強化します。そのことにより先に在籍していたメンバーに責任感が生まれ、新入会員が短時間で多くのメンバーと知り合える機会を提供します。また新入会員には多くの事業に触れてもらうことが育成への近道であるため、全事業に対し新入会員に担いを与え、Active Citizen Frame workのサイクルに乗せ、今後の活躍へとつなげます。新入会員こそがメンバー育成の重要事項であり、継続してJC運動に参加してもらい、JC運動に対し新鮮味をもって素直に吸収してもらえる時期だからこそ新入会員を力強く牽引し、JCを深く理解してもらうことでJAYCEEを育成します。

終わりに

私たちはそれぞれ違う形の舟を漕ぎ、人生を前進しております。近年、波は荒さを増し、目の前に大きな波が突如として現れることが多々あり、人びとは波にもまれながらまだ見ぬ未来へ向かいます。青年会議所とはその航海において先を見通す鳥の目を持つための場であり、また波が来た際に瞬時に舵を切る判断力をつけることができる場であります。想像してみてください。青年会議所で育ち、飛び立ったメンバーが多くいる地域を。地域のリーダーとなり自主的に問題解決を行い、持続可能な地域へと発展できる市民がこの地域にたくさんいることを。時代が厳しくなればなるほど我々の存在が大きさを増していきます。そのためにも一年間全力で邁進し、凛とした姿で運動を展開してまいります。






常に血気をもって突き進む姿こそが青年会議所である

道なき道をかき分け、大きな力で前進せよ

我々の後に道ができる